「5つを手放したら、人生がふっと軽くなった話⑤」
⑤ 自分を守ってくれた考え方を手放した
~「私なんて…」の裏にあった本音に気づいた日~
私は長い間、心のどこかで
「私なんてどうせ…」という思いを抱えて生きてきました。
たとえば――
どうせ私なんて、人から選ばれない。
どうせ私なんて、うまくいかない。
どうせ私なんて、誰かに必要とされるわけがない。
そうやって、自分を守るように期待を手放し、
がっかりする前に、自分にブレーキをかけてきたのです。
もちろん、それは一種の防衛反応でした。
しかし、その“守りの姿勢”は、次第に私自身を苦しめるようになっていきました。
心が震えた、一言の気づき
そんな私に、ある講座で出会った言葉がありました。
「“どうせ私なんて”という思い込みは、
あなたを守ってきた“優しい鎧”なんです。」
正直、最初はピンと来ませんでした。
けれど、講師のまなざしの温かさにふれたとき、
その言葉がじわじわと胸の奥に染みこんできたのです。
たしかに、私が「期待しないこと」を選んできたのは、
傷つきたくなかったから。
だからこそ、その考え方は、過去の私を守るために必要だったのでしょう。
手放す準備が、静かにはじまった
しかし、今の私は、あの頃の私とは違います。
あの思い込みは必要だったけれど、
ずっと抱え続けるには、もう重すぎる。
だから私は、「ありがとう」と心の中でつぶやいて、
その“鎧”を、少しずつ手放していくことにしたのです。
その結果、不思議な変化が起こりました。
今まで聞こえなかった“心の声”が、ぽつりぽつりと現れはじめたのです。
本当は、こんな気持ちがあった
・本当は、自分の想いを伝えてみたかった
・本当は、誰かとつながりたかった
・本当は、もっと自由に生きたかった
実はずっと、自分に嘘をついていたことに、やっと気づけたのです。
そして、そうした本音を少しずつ受け止められるようになった私は、
もうあの鎧がなくても生きていけると、心から思えるようになりました。
最後に
もちろん、思い込みを手放すのは簡単ではありません。
けれど、過去の自分に「ありがとう」と言えたとき、
未来の自分に「はじめまして」と言える準備が整うのです。
だからこそ――
もしあなたも今、「私なんて」と心のどこかで感じているなら、
その奥にある“本当の気持ち”に目を向けてみてください。
それは、あなたの未来をあたたかく変えていく、最初の一歩になるかもしれません。
心と体を整えてなりたい自分を見つける心のブロック解消ナビゲーター ゆっきー🍀